今日は登山とストレッチについてのお話です。
僕は趣味で登山をするのですが、(夏山専門ですが)今年もいくつかの山を登攀しようと計画中です。登山は計画と準備が重要と考えています。行き当たりばったりでは、途中で怪我をしたり、遭難したり多大な迷惑をかける事や自分自身の不幸につながります。
色々とリスクを上げだしたらキリがないのですが、そんな中で出来るだけの準備や計画を行っていく事が逆に考えると楽しい事なのかもしれません。様々な問題や苦労するだろう事を考えるのが、人間本来の冒険心や困難を乗り越えていきていく事をくすぐるのかもしれません。若干話が大きくなりましたが…
では、本題に入ります。準備の中で「登山での体の使い方や怪我の予防」について考えてみましょう。
登山で必要な動作は、「登りと下り」です。当たり前ですが。この動作において重要な筋肉は、
登りでは、内転筋群と大殿筋です。
登攀時に足を高く上げて踏み込んだ時に最大収縮されます。この筋肉の作用が少ないと体は安定しません。うまく支えられないと、体の他の部位に負担がかかってしまいます。厳密には体幹機能も重要となってきますが、ここでは足の機能に特化してお話ししますね。
この部位がうまく働かないという事は、怪我に繋がる可能性もあります。足場の悪いガレ場では特に気をつけないといけません。準備として、この機能を最大限に高める事で怪我の予防やパフォーマンスの向上が期待できます。
また、下りで必要な筋肉としては、足に関して同時収縮といって、足全体の表面と裏面の筋肉の相互作用が重要となってきます。その中でも特にコントロールが重要なのが、
下りでは、大腿四頭筋です。
腿の前部分が引き延ばされながら収縮を行います。スクワットでいうと、沈み込んでいく動作です。足場が不安定な状況で、スクワットでゆっくり沈みこんでいく場面を想像してください。かなり難しいですよね。下りでは、この部分のコントロールがうまく行えないと、膝や足首を痛めたりする事が多いと思います。下り動作では体重を受け止めるパワーが必要です。この筋肉がうまく働いていないと、膝への衝撃もかなりの負担になります。
以上から、しっかりと準備をして挑む必要がある事がお分かりいただけましたか?
僕は山に入る前に3か月位かけて入念にトレーニングをします。トレーニングをすると「あぁ、またこの時期がやってきたな」とわくわくもします。
自分の冒険心をいつまでも保つ為にはこうした準備がとても重要です。やみくもに「根性で登ればいい」なんて事はしません。怪我をせずに最大の準備をする事で、
「いつまでも自分の楽しい事が続けられる」のです。
以下に登山の為のストレッチと関節安定化トレーニングを紹介してあります。詳細はここでも述べていますので、良かったら参考にしてみて下さい。
初心者の方も、これまで登山してきた方もセット数によっては良いトレーニングになると思います。
この記事を見て、登山してみても良いかなときっかけになれば嬉しいです。それではまた!
コメントを残す