はじめに
サロンなどで施術する際の姿勢で、極端に対象者の身体から離れたり、腕や指先に力が入っている事はないですか?
熟練したセラピストは大丈夫かと思いますが、初心者は施術時にこうした不良姿勢に陥りやすいです。それにより、腰や膝を痛める事もあります。クライアントに健康を提供するはずなのに、自分自身が不健康になってしまう…なんて事にならないように。
施術する時に気を付ける姿勢
私は以下の2つの点を気を付けて施術しています。
- 自分の身体(手)と対象者の身体が遠くならないようにする
- 体格差がある場合は重心の高さを調整する
①は自分の身体や手がクライアントに対して遠くなる事で、モーメントが大きくなり腰などに負担がかかるという事です。力学的に考えれば、当たり前のことなんですがついついやってしまいがちです。以下の写真では、いかにもやってしまいそうですが、手の位置が遠くなってしまいますので腰に負担がかかりそうです。施術者は真横に位置するなど、工夫しないといけないでしょう。
②は施術者とクライアントに体格差がある場合です。例えば、ハムストリングスのストレッチではクライアントの足が長くて施術者が体格が小さいと少しやりにくい場合があります。この時、一番良い方法はベッドや施術台の高さを調整する事です。できれば施術台は高さ調整ができるタイプの方が便利です。少々値段は高いですが、自分の身体を守る事や施術者が変に力が入る事で効果的な施術が行えない場合があります。
最後に
今回は、施術初心者に良く起こるトラブルを紹介しました。重心の位置を考えて施術する事は、施術者、クライアント双方にとって良い事です。効果的に施術をする為にも参考にしていただければ幸いです。
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